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アジア圏市場開拓キャラバン隊を実施しました
  長野県経済の柱となっている機械、電気,精密、輸送などは、昭和の高度成長期を経て、ビジネス環境が大きく変わっています。その上大手メーカーは、大きく海外生産・市場獲得に動き、製造業のグローバル化は激しく進行しています。  そこで、経済成長が著しい中国:上海・蘇州を中心とした華東地区に進出している日系製造業等と県内企業とのマッチングを図り、中国生産している製造業の発注状況の把握、今後の商談等のキッカケとするため、「アジア圏市場開拓キャラバン隊」を実施しました。  

 1  日 程
平成21年12月8日(火)〜10日(木)

 2  場 所
中国・上海・蘇州を中心とした華東地区

 3  スケジュール概要
(現地集合・現地解散)
・8日 企業訪問(3社)
  @ 欧姆龍(上海)有限公司 (上海市浦東新区)
オムロン鰍フグローバル中核拠点。センサ、プログラマブルコントローラ、温度調節器をはじめとする各種コントローラーなど制御機器システムを設計・開発、生産。ここで生産した製品は、中国だけではなく、世界中の市場に供給している。
     
  A 達耐時工業(上海)有限公司 (上海市松江出口加工区)
    製品は、乗用車・商用車並びに産業用・建設機械用・船舶用の湿式摩擦材、プレート等、摩擦機能部品の製造販売。和紙と樹脂で作られるクラッチディスク(摩擦材)の世界シェアは、36%。
     
  B 昆山及成通信科技有限公司 (江蘇省昆山市)
    電子・電気精密機器の開発・製造、部品設計・共同開発及び大量生産、自動車部品コンポーネントの開発及び製造などを行っている。
     
     
・9日 企業訪問(3社)
  @ 牛尾電機(蘇州)有限公司 (江蘇省蘇州市高新区)
    新光源や光学技術の開発を核に、独自の応用技術を拡げているウシオ電機鰍フ中国生産会社。複写機用ハロゲンランプで年産245万本。プロジェクター用ランプで月産3万本を生産。
     
  A 蘇州愛普生有限公司 (江蘇省蘇州市蘇州新区)
    エプソンイメージングデバイスグループとして、携帯電話やモバイル機器向けの中・小型LCDパネル後工程およびモジュール実装、タッチパネルの製造を行っている。
     
  B 蘇州勤美達精密機械有限公司 (江蘇省蘇州市蘇州新区)
    高品質、高効率、低コストの台湾資本の鋳造メーカー。日本の主要得意先は、東芝、三菱電機、ヤンマーディーゼル、朋友金属鰍ネど。
     
     
・10日
  @ 八十二銀行 上海事務所 担当者ブリーフィング
    「中国の最新経済状況」
 講師 八十二銀行上海事務所
・開催日時: 12月10日(木)10時〜11時30分
・会  場: JETRO上海センター 会議室
    (上海国際貿易中心:上海市延安西路2201号)
  A ものづくり商談会@上海(2009 WINTER)商談
   
・開催日時: 2009年12月10日(木)13時〜16時(一般来場者フリー商談)
・会  場: 上海世貿商城(shanghai mart)7階 (上海市延安西路2299号)
・主  催: NCネットワークチャイナ
・共  催: 滋賀銀行、十六銀行、南都銀行、西日本シティ銀行、百五銀行、兵庫県・神戸市、広島銀行、北國銀行、みなと銀行、宮城県・社団法人宮城県国際経済振興協会
・出展企業: 139社
・来  場: 約1,500社、2,400人
・商 談 会: 製造業に特化した「逆見本市」の商談会(日系メーカが調達したい部品等を展示し、供給できるメーカーを開拓する展示会)。主に自動車・電気・機械などの素材・部品加工・組立等の調達を希望する企業の、中国での仕入れと一部販売の機会を提供。
   

 4  参加企業
15社(24名)

 5  参加者の主な感想
3日間に6社訪問、そしてものづくり商談会への参加を通じ、生の中国(上海周辺)の実態を目の当たりにすることが出来ました。刺激を受け何かと考えさせられ、今後の当方の事業展開の方向付けに大きく影響しそうなほどインパクトが大きかったと考えます。訪問企業との具体的な商談は有りませんが、もしチャンスが有れば前向きに考えたいと思います。このような、特に海外へのキャラバン隊事業は我々中小企業にとって貴重なチャンスでもあり、また情報取得のための何よりの支援だと考えます。この事業に参加された方は、ものづくり(事業展開)に対する考え方も相当変わったのではないかと考えます。
   
多方面に及ぶ業界の工場視察ができたことは非常に有意義であります。またその中で今後の商談の可能性を見出せた企業もあり、今後のビジネスにつなげたいと考えており、今回のキャラバン参加は有効であったと考えております。尚、ものづくり商談会は「漠然とした」状態で、工場視察に比較すると「とっつきにくい」ような感がありました。
   
今回は情報収集を目的としていたが、その点では日系企業の調達方針などに直接触れる機会があり大いに満足できた。又、台湾企業のたくましさと意欲の高さに改めて脅威を感じたと共に、ビジネスにつなげる可能性がうかがえたように思う。
   
日本と中国とは、製造−消費ラインの関係から、大きく変わりつつあります。即ち@中国は日本以上の大消費地(現地製造品が現地消費)となり、A基幹部品調達も中国化が進んでいる−、即ち日本にいるだけでは今までの仕事が減るという現実がある。この点を肌で感じるだけでも高い意義がある。他方対処として、どうしても中国進出が浮かび上がる。県内の中小製造業にも中国進出の動きがあるものの、工場までだせる資本力のある会社は限られる。様々な形でアライアンスを模索していくことが求められ、その中で国(県)内同士横のつながりをもって交渉することもひとつの策であり、縦・横ともつながりができる今回のようなスタイルは効果が高いのではと考える。
   
中国(中国政府)の脅威を肌で感じることが出来たとても参考になる事業でした。工場視察をさせて頂いた6社は何年もの経験の中で中国とのビジネスモデルを確立していて大変勉強に成りましたし、最終日の八十二銀行上海事務所様の中国経済の戦略の話では最近の世の中の報道と同じ『世界の工場から世界の市場へ』を実感することが出来ました。今後無視することが出来ない中国とどうやって上手く付き合って行くべきかを改めて真剣に考えようと思いました。今回の事業では具体的な案までたどり着けませんでしたが現状を見つめ直し生き残る道を見つけていきます。ただ最終日のものづくり商談会は現地企業向けであった様で少し期待はずれでした。短い期間でしたが長野県の企業様ともお知り合いになれましたし現地集合・現地解散+車中昼食等ハードスケジュールも楽しかったと思います。
   

  お問合せ
(財)長野県中小企業振興センター マッチング支援部 倉石
   電 話(026)227−5013