img ネット販売事例集-長野県中小企業情報センター
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県内ネット販売事例

14. 小さな地元産おらがワイナリー

http://www.mashinowine.com/

信州まし野ワイン

担当者:村田 純
専務取締役
 りんご、なし、ぶどう、山葡萄、カリン、小梅など伊那谷のくだものをワインにしています。
 全て地元産100%です。他にジュース、ジャム、もちろん生果も販売しています。
 1992年のワイン製造免許の取得に伴い、製造部門は信州まし野ワイン(株)、生産部門は(農)増野りんご加工組合として地元ワインを生産しています。
信州まし野ワイン 株式会社 〒399-3304 長野県下伊那郡松川町大島増野3272
TEL:0265-36-3013 FAX:0265-36-5991
e-mail:info@mashinowine.com
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1. りんご農家の農事組合法人が原点

 日本の屋根、中央アルプスと南アルプスにはさまれた伊那谷の中央に位置する松川町。標高700m〜800mの増野(ましの)高原は、その清涼な気候から東洋のスイスとも呼ばれ、りんご、なし、ぶどうなどの栽培が盛んな地域です。
 当社は、この増野高原の若い果樹栽培農家8人が集まって、りんごジュースを絞るために作った農事組合法人が原点です。1987年にりんご果樹園のまん中にジュース加工場を建て、そこで自分たちの作ったりんごを、ストレート天然果汁のジュースに加工し始めました。


▲まし野ワインの「りんごジュース」

 りんごジュースの原料は、完熟ふじりんごだけを使用し、未熟や過熟、または落ちりんごなどは一切使用せず、天然ジュースを絞る為だけにタイミングを合わせた収穫を行っています。
 りんごの収穫と同時に絞ってビン詰めしますから、フレッシュな旬の味と香りがそのまま出荷されていきます。
 これと同じように、生食用の余りぶどうではなく、ワインの為だけに栽培される「メルロー」「シャルドネ」「山葡萄」等をワインに加工して出荷出来るようになりました。やっと10年が経過したそうです。ジュースとワインのいずれも、地元の協力農家の農園で収穫された地元産果物、自分たちが醸した自家製ワインなので「おらがジュース」「おらがワイン」そのものです。
 田舎っぽい、純粋で素朴な人達が作り上げた手作りの味わいを、プライドを持って、できるだけ中間流通業者を通さずに、直接お客様の手元までお届けしたい、という思いで生産を続けています。
 

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2. ワイン製造者"J"の独り言

  「信州まし野ワイン」の製造部門を統括するのは専務取締役の村田純さんです。社会人になってから20年間をワインの開発、ぶどう栽培、醸造と、この道一筋に歩んできたエキスパートです。
 「ワインを自分で造り、自分で売りたい」「ワイン造りは思想」「ワインの個性は経営者に依存する」等、サラリーマン時代から自己実現への熱い想いを抱いていました。その後、縁あって一目で見渡せるほどの小さなワイナリーである「信州まし野ワイン」にFA宣言して移ってきました。
 工場から農園まで全体を見渡すことのできる小さなワイナリーでは、ワイン造りから販売促進、接客対応まで全て自分が関わらざるを得ません。それこそが村田さんの目指す自己実現の世界であり、充実した前向きの日々を送っています。

 「ワイン屋は黙って実直」というのが村田さんの身上です。「信州まし野ワインの嘘の無いまじめなワイン造り」を一人でも多くのお客様に認知してもらうために、ホームページを立ち上げ、そこに「ワイン製造者"J"の独り言」というコーナーも作りました。
 日記風の情報コーナーですが、増野高原で造る「国産ワイン」に賭ける熱い思いや、まし野ワインオリジナルの「りんごシードル」開発物語等が、飾らぬ実直そのものの文体で綴られています。
 

▲ワイン製造者"J"の独り言
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3. 地産地消から顧客満足へ

 りんご生産農家の農事組合法人から出発した当社ですから、経営の根本にある企業理念は「作り手の顔が見える様な良心的な製品作り」です。
 逆に生産農家からすると、「俺の畑で作ったりんごやぶどうが、美味しいジュースやワインになり、それを飲んで喜ぶお客様の顔が見たい」のです。
 山葡萄を生産しているお爺さんは、当社の「山葡萄ワイン」の為だけに丹誠込めて山葡萄を育てているといいます。そして、「今がベスト」というぶどうの完熟期に、老体にムチ打って一斉に出荷してくれるそうです。当然当社のスタッフも黙って見ているわけではなく、手の空いた者が一斉に収穫の手伝いに行きます。




▲思いを熱く語る
 村田純 専務(=J氏)

 そのお爺さんが、まし野ワインの店舗に来ると、お客様に「これは俺のところで採れた山葡萄から造ったワインなんだ」と誇らしげに語るそうです。
 ワインの消費者にとっても、葡萄の生産者にとっても、お互いの笑顔が見えるコミュニケーションこそ「最も美味しいワインのつまみ」であり、「顧客満足の源」でしょう。
 実店舗のこうした交流と平行して、ネット販売でも「売らんかな」の姿勢より、お客様とのコミュニケーションを重視しています。「信州まし野ワイン」の方向性としては、フランス産を中心とする、ソムリエやワインセラーに珍重される、権威ある高級ワインではなく、日本人のお客様に日常的に飲んでいただけるような「自然・安全・安心のワイン」を目指しているそうです。
 ワイナリー創業から10年を経過し、定番商品の「メルロー」「シャルドネ」「山葡萄」など、安定した品質のワイン造りが軌道に乗ったことから、巨峰を活かしたフルーティーな「巨峰ワイン」や日本料理に合う「リースリング」等の目新しいワイン造りも手がけられる様になりました。その他にも、「紅玉」「ラ・フランス」「カリン」「梅」など4種類の地元産果物を活かした「フルーツワインシリーズ」もラインナップしています。
 全国紙に、今年の1月末「"乾杯 日本ワイン"地のブドウの個性生かして」というタイトルで記事が掲載されました。山葡萄ワインのおいしさを「ワインこそ究極のスローフードである」と言わしめた絶品のワインとして紹介されました。
 

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4. シードルも好評!

 最近では当社のルーツである、りんごジュース生産・農事組合法人の強みを活かし、2002年のクリスマスから本格的に「りんごシードル」の醸造にチャレンジしました。
6年くらい前からビンの中で発酵させる「シャンパン方式」のりんごシードル開発を目指していたのですが、シャンパンの物真似ではコストが高くつき、その割には高く評価されないというジレンマがあり、今ひとつ力が入りませんでした。
  そこで昨年より完全密閉出来る理想的な醸造タンクを導入し、炭酸ガスを溶かし込む製法で安定した生産を確保出来る方向へ転換したのです。


▲好評のりんごシールド

 この完全密閉醸造タンクは、ワインの仕込みにも有効利用出来、本来のワイン醸造と相乗効果の高い設備投資となりました。
 これらの新しい取り組みも含め、今後は来店されたお客様を「まし野ワイン・ファンクラブ」としてメルマガ配信を考えています。

 
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