img ネット販売事例集-長野県中小企業情報センター
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県内ネット販売事例

4. 丹誠込めて栽培したから、ネットで売る

http://www.valley.ne.jp/~olympia/

上原果樹園

担当者:上原 邦吉
代表取締役
 「オリンピアぶどう」という名前を聞いたことがありますか?
上原果樹園では、ぶどうの中でも最高級とされる品種で、栽培が非常に難しいと言われる「オリンピアぶどう」を全国で唯一栽培・販売しています。
 上原夫妻が育てた「すべて直販されているオリンピアぶどう」の工夫とこだわりを持った販売方法をご紹介します。
上原果樹園 
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1. 最高級オリンピアは草原の中に

 中野市の象徴である高社山の麓にある果樹園に着くと、まず「オリンピアぶどう」を栽培しているハウスに案内していただきました。
 「減農薬(使用量は通常の5%位)、ひとつひとつ手間をかけているので当然除草剤などは一切使っていない。なるべく自然のままにしている」というハウスの中に入ると、まるで草原にでも来たかのようにぶどうの木の根が隠れるほど草花が覆い、歩くと足跡がつくほどやわらかい土でした。
 その草花をかき分け(オーバーな表現です)進むと、一房一房丁寧にビニールで包まれた「オリンピア」が出荷を待ちわびていました。
 その中の一房を見せてもらうと、今まで見たことのないきれいな赤紫色をしていました。「きれい」という表現しか思いつきませんでした。すると上原さんは「これはもうちょっと待たないと」と言って少し離れたところのビニールの覆いをはずし「これが最高級のオリンピア!」と見せてくれました。

▲オリンピアぶどう畑の写真
 
▲収穫されたばかりのオリンピア

 今まで誰もがオリンピアの味と色づきに惚れて栽培しようとしたのですが、栽培に係る手間の多さ、収穫量の少なさと房から粒が取れやすく、配送には不向きと言われていたりで最終的に上原さんしかオリンピアを商品化できる人がいませんでした。
 

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2. 我が子のように

  最高級のオリンピアは、最初に見せていただいたものより赤みが強く透き通った色と、粒の大きさにも迫力があるように見えました。
 日頃は朝早く行う収穫の様子を、今回の取材では特別に見せていただいたのですが、「オリンピア」は非常にデリケートで、ちょっとした加減で房から粒がポロッと取れてしまいます。
 その上、畑で完熟した房を収穫しているので、発送する時に房からなるべく粒が取れないようにするために、房の形を見て「この房とこの房を入れればちょうど箱に隙間無く納められる」と考えながら収穫するそうです。

▲オリンピアの収穫風景

 そんな姿を見ていると、本当に我が子のように大事に大事に扱っている様子が伝わってきました。ただ、それでもポロッと取れてしまった粒もあり、乾燥させて干しぶどうなどにできないかなと思案しています。

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3. ネットを駆使して直販100%

  上原さんは5年ほど前に、元々デリケート、小量しか生産できない「オリンピア」をどうやって世の中に普及させていったらいいのか考えていたところ、インターネットが普及してきたので「これを使えばオリンピアの事も知ってもらえるし、お客様に直接一番美味しい『オリンピア』をお届けできる」と思いホームページを開設しネット販売も始めたそうです。今では「オリンピア」の出荷は100パーセント直販です。
インターネットが普及する前は、大手百貨店などにはオリンピアを大事に扱うという条件付きで出荷していましたが、残念なことに担当者が替わり粗雑に扱われるようになってしまった為に出荷を取りやめた事もあったそうです。

▲最高級のオリンピアぶどう

 東京サミットの際には、オリンピアぶどうは来賓へのデザートとして出され、多くの人に喜ばれました。また毎年、皇族の方にも献上されており日本で生産されている数少ない高級ぶどうとして知られています。
 

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4. 積極的にネットで売っていきたい

  2003年に週刊誌に全調査「ネットグルメ産地直送の名品30」に紹介され、インターネットによる産地直送の全国名産品に推奨されました。
ホームページでは、毎年特別キャンペーンをおこなっています。デリケートなオリンピアはどんなに丁寧に扱っても粒が落ちてしまう事があります。一部、粒が落ちてしまったオリンピアはキャンペーン商品として売っています。お客様も待っていましたとばかりに注文が殺到します。

▲上原さんご夫妻

 もちろん大手バーチャルモールへの登録やプレゼント賞品の提供など販売促進の努力も惜しんでいません。
 どのサイトに商品を載せると売上アップに繋がるのか、見てもらえるのかを常に研究しているので、的確な情報の元にプレゼント情報なども掲載しています。
 これからもますますオリンピアの普及とネット販売に勤しんでいく上原さんご夫妻でした。
 

■ホームページ(写真右)には「土壌管理」「肥料について」「農薬について」「農薬を減らすことによる栽培のリスク」「オリンピアを温室栽培するのはなぜか?」といった上原さんのこだわりが掲載されています。農薬の残留検査の結果もアップされており、適切な情報公開のためにうまくインターネットを利用されています
 

▲ホームページ内「上原邦吉のこだわり」
 
 
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