img ネット販売事例集-長野県中小企業情報センター
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県内ネット販売事例

7. 家族と仲間と楽しい〜そば打ちコミュニケーション〜

http://www.takayamaseihun.co.jp/

株式会社 高山製粉

担当者:高山 猛英
現在3代目
 株式会社高山製粉は、粉一筋八十余年、地元産にこだわり、八ヶ岳の麓で栽培されたそばの実を使ったそば粉を販売しています。また、玄そばを製粉時に熱の発生が少ない当社の大型石臼で製粉するため、風味と食感に優れ、つながりの良いそばとなっています。
 このそば粉を使ったそば打ちの楽しさをネットを駆使して全国に伝えています。
株式会社 高山製粉 〒392-0015 諏訪市中洲神宮寺465-3
TEL:0266-52-1245 FAX:0266-52-1282 フリーダイヤル:0120-54-1245
e-mail:info@takayamaseihun.co.jp
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1. そばをもっと皆様のそばに

 地元産にこだわり、八ヶ岳の麓で栽培されたそばの実を使ったそば粉は「挽き立てが一番」とされる性質などを考え、スーパーなどには卸さず、工場に足を運ぶか、電話・FAXやインターネットのみで販売するというこだわりをもっています。
工場に入ると、まだ青みを残すそばの実を、巨大な石臼がゆっくりとゴリゴリ挽いていました。そして、挽き立てのそば粉の香りが工場いっぱいに広がっていきます。そば粉はゆっくり挽けば挽くほど品質が高くなるそうです。「そば粉は生きている」という高山さんの言葉を実感しました。
 製粉時の熱の発生が少ない石臼挽そば粉は、香りが失われず、つながりが大変よいため、そば打ち未体験の方でもそば切れのないしっかりしたそばを打つことが出来るそうです。そば粉へのこだわりはもちろん、製粉機にもこだわりをもっていて、使用している大型石臼は国内では数少ない大きな物です。

 1998年頃から健康志向やそば打ちブームの影響で、家庭でそばを打つ人が増えてきました。そのため、当社のそば粉の生産も増え続けています。これまで個人向けには、そば粉の宣伝をあまり行っていなかったため、注文の多くは口コミで広がったお客様からの電話やFAXによるものでした。お客様に対して、気軽にそば粉を手にとってもらい、また、そば粉やそば打ちのことをもっと知ってもらうにはと考えついたのが、インターネットの活用でした。
 2000年にホームページを立ち上げて、同時にネット販売をはじめました。ホームページでは、「縄文」、「八ヶ岳」、「蓼科」といったそば粉の紹介、上手なそば打ちの方法、お客様から寄せられた声を紹介し、全国から多くのアクセスがあります。




▲高山製粉のそば粉

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2. 信州二八蕎麦粉でネットメジャー進出

 当社がホームページに出している「信州二八蕎麦粉」は、大ヒット商品になりました。この商品は、そば粉、つなぎ粉、打ち粉をパッケージにしたもので、そば打ちの経験が全くない人でも、簡単、手軽、そして安く、そば打ちができるものです。この商品は、そば打ちに興味があるお客様の心をつかみ、3ヶ月間で3,000セットを販売しました。また、「信州二八蕎麦粉」のプレゼント企画も好評で、当選者の30%が、リピータ客になったそうです。
ホームページを利用したネット販売の導入により、全販売数の30%を個人のお客様で占めるまでになり、ネット販売を導入することで個人のお客様との接点をもつことができたそうです。
 



▲信州二八蕎麦粉
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3. 全社一体となってネット販売を盛り上げる

 当社は、ネット販売の導入により、幅広いお客様からさらなる信頼を得て、売り上げも順調に伸びています。また、それとともに、小ロット注文のお客様に対しては、よりきめ細かい対応が求められるようになりました。
 例えば、「信州二八蕎麦粉」は、1キログラムの二八そば粉が入った袋の中に、個装になった120グラムの打ち粉の小袋を一つ封入し、梱包する商品となっています。そのため、同一商品・大量出荷という業者向けの場合に比べて人手を要します。しかも、定期的なE-mail の確認作業や問い合わせメールへの対応も、従来の仕事にはなかったもので、ネット販売の導入により新たに生じた業務のひとつです。




▲標高1350m、日本で最も高冷地にある大規模農場、八ヶ岳農場のそば畑。信濃1号の種はここで採取され全国へ送られています

 高山さんは、「ネット販売によって増えた仕事については、私も含めて全従業員が一体となって対応しています。手が空いた人がいれば、随時、パッケージ詰めや発送用の梱包作業を行い、注文受付、発送完了などE-mailの対応は、従業員でもある娘が行います」と言われました。
 お客様のクレームには、高山さんご自身で対応しています、メールの対応ではなく、電話で直接話を聞くそうです。そうした対応がお客様の信頼に結びつきます。
 このように、従業員が一体となってネット販売業務に取り組んでいます。「ネット販売で手間は増えたものの、お客様との接点(コミュニケーション)ができることで仕事のやりがいが出てきて、従業員全体の志気も上がる」とネット販売導入の効用を話されました。

 
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4. そば粉のつながりがお客様ともつながる

 お客様は、北海道から沖縄まで全国にわたります。県外からそば粉を直接買い求めに来るお客様も少なくありません。このような全国のそば打ちファンの存在が、ネット販売に向かわせるキッカケになり、売り上げの増加はもちろん、そばを打つ人の評価を得るようになりました。
 しかし、高山さんはネットだけでは満足せず、お客様とコミュニケーションがもてるような様々なイベントを行っています。
例えば、夏には、お客様を諏訪湖の花火大会に招待したり、石臼挽きの工場見学やそば打ち教室のイベントを行っています。


▲県内の信用ある業者からそば打ち道具を取り寄せて皆様へお届けしております。

 また、「諏訪そば打ち教室」を社屋の横に建設しています。テーブル形式で、40人が一度に打て、試食もできる本格的なそば打ち教室です。これも、お客様と直接「出会う場」を大切にしている証です。
こんなメールをお客様からいただいたそうです。「知人に聞いて、御社の二八そば粉を先日送っていただき、打ちました。初めて繋がりました。繋がらなくて2年間、アーだ・コーだと悩んで、もうやめようかな!でも道具は大金を投資して揃えたし!と思っていました。救われました!御社は救いの神様です。光がみえました!」
高山さんは、「そば打ちをするお客様は、そばにこだわりをもっています。メールでお客様からいただく様々な要望を素早く商品に取り入れることで会社の信頼をより高めることができます。今後もお客様との多様なコミュニケーションを大切にして、そばを打つ人を応援していきたい」と決意を語られました。
 

 
 
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